【RSSクラスSS生物基礎の授業紹介】教科書を徹底活用!「考査対策問題クイズ」を生徒が作成
【利晶学園大阪立命館高校 RSSコースとは?】
本校は2024年度に文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(以下、SSH)の文理融合基礎枠に指定されたことを受け、2025年度からは、立命館コース(理系)の中でもSSH活動を積極的に行うRSSクラスが新設されました。RSSクラスの高校1年生に対して、本校は生物基礎・物理基礎・化学基礎の3科目に関して、他クラスと異なりSS生物基礎・SS物理基礎・SS化学基礎という特別な授業を展開しています。
【授業紹介:教科書を徹底活用!「考査対策問題クイズ」を生徒が作成】
今回ご紹介するのは、高校1年生が考査対策の時期に、チームで協働しながら知識の定着を図ったユニークな授業です。
考査前になると、問題集のみに集中しがちな生徒が多いですが、実は教科書の発展ページやそこに載っている日常と密接に関わるタイムリーな話題も、生物学を学ぶ上で大切な学習内容です。また、自律的な学習習慣を育てる上でも、教科書から内容をしっかりと読み取り、理解する力も大切な素養です。本授業は、教科書をメインの範囲として自主的に読み込むことを促す目的も兼ねて実施しました。(生徒と共に教員も授業に楽しく全集中してしまったため、写真を撮り忘れてしまいました...授業の様子が伝わりにくく申し訳ございません...)
生徒たちは教育プラットフォームの「Classiノート」を活用し、考査対策用のクイズの作成に取り組みました。Classiノートを使うことで、生徒が作成した問題を簡単にKahoot!というクイズ大会を開けるアプリケーションの形式に反映させることができます。
- チームと分担の決定: チームごとに教科書の担当ページを決定。
- 問題作成と協働: チーム内でコミュニケーションを取りながら、似た問題ばかりにならないよう工夫し、教科書の重要事項を網羅する問題を協力して作成。
- クイズ大会の実施: 授業の最後には、自分たちで作成した問題を使ったクイズ大会を実施!
クイズ大会では、「俺が作った問題や!」「ちょっとこの問題の聞き方は考査には出ないんじゃない?!」など、活発なコミュニケーションとともに、非常に盛り上がりました。生徒たちは、単に問題を解く側ではなく、問題を「作る側」になることで、どこが重要で、どのような引っかけがあるかを深く考えることができました。
授業後にも、作成したKahoot!は再チャレンジできるように配信し、生徒たちは自分のペースで、楽しく知識を確認することが可能です。
本校のSS科目では、デジタルツールやチームでの協働を通じて、自発的な学習姿勢を養い、暗記だけに頼らない、生きた知識の習得を目指します。今回の授業は、知識をアウトプットし、共有することで、教科書の内容をより深く定着させる重要な機会となりました。
⇓生徒が作成したKahoot。留学生がいることもあり、字数的に可能な問題は英語版もつくってくれたナイスなメンバーもいました。