資料請求

Connecting Minds プロジェクト 最終発表会

9月21日(日)、大阪・関西万博のオーストラリアパビリオンにて行われた「Connecting Minds プロジェクト 最終発表会」に、本校の高校1・2年生と中学2・3年生、あわせて20名が参加しました。

このプログラムは「地球外の惑星に居住するためには?」という壮大なテーマのもと、オーストラリアの生徒と力を合わせて研究に取り組むものです。生徒たちは2025年1月から約9か月間、国際共同研究を進めてきました。

最初は英語でのやり取りやオンラインでの打ち合わせに苦労する姿も見られましたが、工夫を重ねて少しずつスムーズに交流できるようになっていきました。仲間や現地の生徒との距離も縮まり、互いに刺激し合いながら研究を深めていきました。

発表当日は、オーストラリアパビリオンの特設ゾーン「海ルーム」にて、全チームが英語で堂々とプレゼンテーションを披露しました。

以下は各チームの研究概要です。

唯一の高校二年生チーム「Takoyaki Demo Quokka(タコヤキデモクオッカ)」

火星での健康維持のため、日本チームは大豆を最適食と特定し、火星の光での栽培を実験。オーストラリアチームは、大豆食と段階的な運動で筋力・骨密度維持を目指す6か月の統合プランを提案しました。

「Galactic Entrepreneurs」

月面のクレーターの底に、ミラーを使い光を集め、太陽光発電をし、その際に発生する熱とクレーターの底の影(極端に温度が低い)を利用した温度差で発電をするといった形で、月の影を活用し、将来の人類拠点のエネルギー源となる可能性を研究しました。

「Space Invaders」

火星で実現可能な発電方法として風力発電に着目し、風力タービンの形素材から考えて最も効率の良く電力が供給できるのがどのような組み合わせか、実際にどれくらいの電力を供給できるか調査しました。

「JASIT(Japan Australia Spa ce Initiative Team)」

増え続けている宇宙ゴミからこれからの宇宙を守るためにどうやって減らせばいいか、というテーマで研究をしました。地上から発射したレーザーをゴミに当てて、軌道を変えて、自分たちで使う物質を考えた独自のネットで回収し、大気圏で燃やすという流れを考えました。

緊張しながらも、これまでの努力を精一杯表現する姿に大きな拍手が送られました。

また、オーストラリアから来日した生徒たちとも直接交流し、お互いの努力を認め合う温かい時間も持つことができました。

さらに、あるチームは司会の方から「天才的な発想だ」と高い評価をいただくなど、それぞれのチームが自分たちらしい成果を発揮しました。

今回の経験を通して、生徒たちは研究や発表の力だけでなく、異文化の仲間と協力する喜びや、挑戦をやり抜く大切さを学ぶことができました。彼らの成長した姿に、私たちも大きな誇りを感じています。

画像3.jpg画像4.jpg画像1.jpg