進路実績

りしょうから早稲田大学で哲学を学ぶことに

利晶学園高等学校→早稲田大学

早稲田大学 文学部

大賀 ゆりのさん

初めての一人暮らし。

毎日自炊で昼ごはんも手作り。

——大賀さんこんにちは。東京での生活には慣れましたか?

大賀さん:はい。入学して3か月が経ちました。最初は不安もありましたが、なんとかやっています。

——住んでいるところは?

大賀さん:キャンパスから歩いて10分くらいのワンルームマンションです。駅も近くて便利な場所にあります。

——ごはんは自炊を?

大賀さん:はい。ちゃんと毎食自分で料理をしていますよ。昼ごはんも、大学からいったん部屋に戻って食べています。

——どんなお料理をつくっていますか?

大賀さん:最近では「ひじきの炊き込みごはん」とか「深川丼」とか…。

——ずいぶん凝った和食ですね。

大賀さん:家から持ってきた家庭科の教科書につくり方が載っていたんです。

——家庭科の教科書?

大賀さん:高校生の頃から料理が好きで、たくさん料理のレシピ本を持っていたんですが、いざ東京に引っ越すとなると荷物が多くて…。悩んだ結果、家庭科の教科書1冊を持っていくことにしたんです。

——そこに「ひじきの炊き込みごはん」の作り方が載っていたんですね。

大賀さん:はい。でもひじきを自分で買うのは初めてだったので、量がわからなくて。ひじきは水で戻すとすごく増えるんですよね。ですから一週間ずっとひじきのごはんを食べてました(笑)。

家庭科の教科書がこんなに役立つとは…。

——手作りだと食費の節約にもなるし、栄養面も安心ですね。

大賀さん:はい。おみそ汁もちゃんと自分でつくっていますよ。たいていのことは家庭科の教科書に載っています。

——家庭科の教科書って、すごいんですね。

大賀さん:そうなんです。ほかにも一人暮らしに役立つことがいっぱい書いてあります。お掃除とか洗濯の仕方とか…。初めて洗濯用の洗剤を買いに行くときも、家庭科の教科書を見て洗剤の種類を確認しました。

——「りしょう」の家庭科の先生が聞いたらよろこぶでしょうね(笑)。

大賀さん:東京での一人暮らしは初めての事だらけです。親戚のおばさんの紹介でロシア料理店でのアルバイトも始めたんですが、アルバイトをするのも初めての経験です。

——家では和食をつくって、アルバイトはロシア料理ですか~。

大賀さん:ロシア人の女性もはたらいていて、いろいろな話を聞けて楽しいです。接客の仕事で視野も広がりますし、家庭教師や個別指導のアルバイトよりも役立つかな、とも思っています。

——ロシア料理、おいしいですか?

大賀さん:はい。ピロシキという揚げパンのような名物料理があるんですが、すごくおいしくてびっくりしました。実は私の家族が明日上京して、ロシア料理店に来てみんなで食事をするんですよ。

——しっかりと生活している大賀さんの姿を見てご家族も安心するでしょうね。今日はありがとうございました。次回は早稲田大学の授業のことなどについてお話しいただきます。よろしくおねがいします。

COLUMN

東京での一人暮らしの費用は?

全国大学生活協同組合連合会の調査(2018年)によると、一人暮らしの学生(下宿生)の平均的な生活費は、

住居費 約53,000円(光熱費を含む)

食 費 約26,000円

その他

合 計 約126,000円

ただし東京都内だと住居費の大半を占める家賃が60,000~80,000円になるので、合計金額はさらにアップします。
大賀さんのように大学の近くに住むことで交通費の負担をなくしたり、自炊で食費を節約したりといった工夫が必要です。
もちろん大学に近い物件ほど家賃も高くなる傾向がありますが、大賀さんの場合は「大学の近くに住む=交通費がかからない+昼食も自炊」という形でやりくりしているようです。

早稲田大学ってどんなところ?

大好きな小説家がみんな卒業生。

——今回は、早稲田大学に入学してみて感じたことをお話しください。

大賀さん:早稲田大学は卒業生に有名な小説家がたくさんいらっしゃることで有名なんです。私が好きな作家では、俵万智さん、綿矢りささん、重松清さん。あと村上春樹さんとか…もう数えだしたらきりがないですよね。

——村上春樹さんはノーベル賞の候補に毎年のようにあがっていますね。2021年には早稲田大学に「村上春樹ライブラリー」という研究施設ができるそうです。

大賀さん:あと、卒業生だけではなくもちろん先生方もすごい人ばかりで、有名な研究者や評論家、芸術家としての業績がある方も多いです。たとえば映画「万引き家族」の是枝裕和監督は基幹理工学部表現工学科の教授をしていらっしゃいます。その是枝先生の授業を文学部でも選択することもできると聞いたので、いまから楽しみにしています。

——それはわくわくしますね~。

大賀さん:そんな早稲田大学のなかでも、多くの作家や芸術家が誕生した文学部は小説や文学、芸術に関心がある人にとって最高の環境だと思います。

——大賀さんも期待感いっぱいで入学したんですね。

大賀さん:もちろんそうなんですが、一方では今年の文学部の入試問題が思ったより簡単だったので、「こんなものか~」とある意味「甘く」考えていたところもあると思います。

——余裕ですね。当初は最難関クラスの国立大学をめざしていた大賀さんらしいお話です。

クラスの友だちから刺激を受けて。

大賀さん:ところが入学してからクラスみんなの自己紹介を聞いてびっくりしました。早稲田の文学部を志した理由がしっかりあって、勉強したいこともはっきりしているんです。たとえば哲学を学びたいという人がいるんですが、その人はすでに自分で勉強を進めていて、自分自身の思想を深めていっています。ほかにも中学で不登校になり、高校にはいかずに1年間猛勉強して大学入学資格検定に合格して入学した人もいます。しかも彼はビジネスの勉強をしたいと考えていて、すでに自分で会社も立ち上げているそうなんです。

——まさに「つわ者揃い」ですね。

大賀さん:はい。そんな人たちに刺激を受けて、私も自分が学びたい分野についてしっかり考えるようになりました。

——なるほど。次回は大賀さんが受けている文学部の授業のことやこれから学びたいことなどをお話しください。ありがとうございました。

COLUMN

早稲田大学出身の小説家

大賀さんのお話に登場した小説家

・俵万智
(文学部 日本文学科卒業)

【俵万智】
あなたと読む恋の歌百首/朝日新聞社

・綿矢りさ
(教育学部 国文学科卒業)

【綿矢りさ】
蹴りたい背中/河出書房新社

・重松清
(教育学部 国文学科卒業)

【重松清】
きみの友だち/新潮社

・村上春樹
(文学部 映画演劇科卒業)

【村上春樹】
ノルウェイの森/講談社

その他<文学部卒業生>の人気作家

・角田光代

【角田光代】
八日目の蝉/中央公論新社

・原田マハ

【原田マハ】
楽園のカンヴァス/新潮社

・三浦しをん

【三浦しをん】
舟を編む/光文社

・小川洋子

【小川洋子】
博士の愛した数式/新潮社

・森絵都

【森絵都】
風に舞いあがるビニールシート/文藝春秋

その他多数

文学部で哲学を学んでみたい。でも…。

フランス語の授業が週に4回も。

——いまは1年生の「春学期」ですが、どんな授業を受けていますか?
※取材は2019年6月に行いました。

大賀さん:早稲田の文学部では最初の1年間が基礎教育で、2年生から18のコースに分かれて専門教育を受けます。ですからいまは大学での学習方法を学んだり、文学部の幅広い研究領域に関してその概略を知る授業が中心です。外国語の授業は英語が週に1コマ、第二外国語のフランス語が週に4コマあります。

——第二外国語が週に4コマというのはすごいですね。

大賀さん:はい。それも早稲田の文学部の特色かなと思います。第二外国語は8つの言語から選べるんですよ。

——週に4コマも勉強すれば、卒業までにフランス語もしっかりマスターできますね。

専門の分野として哲学を専攻したい。

——早稲田大学の文学部では2年生からコース別の専門教育を受けるというお話でしたが、大賀さんはどんな分野を勉強したいと考えていますか?

大賀さん:子どもの頃から哲学に興味がありました。実は小学生の時に叔父が急に亡くなるというできごとがあり、それから身近に人間の「死」を感じるようになったんです。そんなときに「ソフィーの世界」という哲学の本を読み、「こんな学問もあるんだ」と哲学に強い関心を持つようになりました。

——「ソフィーの世界」はノルウェーの高校の先生が年少の読者を対象にファンタジー小説の形式で書いた哲学の入門書ですね。

大賀さん:それから「りしょう」の高校の「学問研究」の授業で将来の進路を考える機会があり、そこでも哲学を学びたいと思いました。

——哲学は文学のなかでも難しい分野だと思います。がんばってくださいね。

大賀さん:でも…クラスの仲間と話していて、それぞれの考えを参考にしながらもっと視野を広げ、それから専攻分野を決めようと考えるようになりました。ですからいま本をたくさん読んでいるところです。

——大賀さんは読書が大好きなんですね~。これからの大学生活で大賀さんがどのように考え、成長していくのか楽しみです。次回以降のお話も楽しみにしています。ありがとうございました。

COLUMN

早稲田大学文学部の18のコース

早稲田大学では2年生から18のコースに分かれて学びます。入試は文学部一括で行われ、1年生の終わりに各自が希望するコースを届け出ます。希望者が定員を大きく超えた場合は成績順に振り分けられます。

  • 哲学コース
  • 東洋哲学コース
  • 心理学コース
  • 社会学コース
  • 教育学コース
  • 日本語日本文学コース
  • 中国語中国文学コース
  • 英文学コース
  • フランス語フランス文学コース
  • ドイツ語ドイツ文学コース
  • ロシア語ロシア文学コース
  • 演劇映像コース
  • 美術史コース
  • 日本史コース
  • アジア史コース
  • 西洋史コース
  • 考古学コース
  • 中東・イスラム研究コース

語学の勉強を中心に春学期が終了しました。

英語とフランス語のほかにギリシャ語、ラテン語も。

——1年生の前半、春学期が終了して夏休みになりました。4月に入学してから4か月が経ったわけですが、大賀さんの学生生活はどんな様子でしたか?
※取材は2019年8月に行いました。

大賀さん:前回お話ししたように、外国語科目として英語の他にフランス語を選択していて、その授業が週に4回あります。春学期に集中して基礎から学び、フランス語がだいぶわかるようになりました。

——大学の外国語の授業の進み方はどんな感じですか?

大賀さん:そうですね。英語でいうと中学校の3年分くらいの内容を春学期のフランス語の授業で学習するといった感じでしょうか。現在形、過去形から始まって一通りの時制も学びましたし…。

——けっこうなスピードですね。そのペースで1年間勉強すればフランス語もマスターできそうですね。

大賀さん:もともとはドイツ語を勉強したかったんです。でも授業登録がうまくいかずにフランス語になってしまって…。ですから2年生からはドイツ語の授業を受けたいと思っています。

——ドイツ語を勉強したいと思った理由は?

大賀さん:はい。私は2年生からの専門教育で哲学のコースを選ぼうかなと思っていました。で、哲学といえばやっぱりドイツ語かなと。

——それでドイツ語の授業を受けようと思ったけれどもうまくいかなくて、フランス語にした、と。

大賀さん:それから、いまラテン語とギリシャ語の授業も受けているんです。

——どちらも哲学に関わりのある言語ですよね。つまり、英語、フランス語を加えると4言語の勉強が同時進行しているんですね。

大賀さん:外国語の勉強は好きだし、哲学を勉強するなら外国語ができたほうが原書を読めていいだろうと思って…。

——志が高いな~。大賀さんは英語も得意で、高校2年生の時に英検の準1級に合格したそうですね。

大賀さん:英語は「りしょう」の毎朝の10分間テスト*で集中して学習するコツを覚えました。CDを使って暗記をするやり方も身につきました。そうした経験がいまの外国語学習に役立っていると思います。

——大学の英語の授業はどんな感じですか?

大賀さん:授業は週に1回あります。大学が推奨しているTOEFL-iBT(インターネット上でのTOEFLテスト)も受けるつもりでしっかり勉強しています。このスコアは大学院進学や留学のときに役立つそうです。
*大賀さんが在学していた当時は毎朝10分間の小テストが行われていました。その後のカリキュラム改革により、小テストは通常の授業時間内に組み入れられています。

手話やボランティアにも関心が…。

——語学の授業を中心に忙しい半年間だったようですね。そして夏休みは帰省して、ゆっくり休養ですね。

大賀さん:そうですね。実は小学校3年生から高校2年生まで琴を習っていたんです。それを帰省した機会にまた習うことにしました。11月には発表会があり、妹といっしょに出場できるかな、と。それから夏休みにコーラスも習います。

——住み慣れた実家で過ごす、充実した夏休みですね。得意の料理もご家族にごちそうするんですよね。

大賀さん:そのつもりです。自炊をするなかで覚えた料理を家族にも食べてもらいたいです。

——最近のお気に入りのメニューはありますか?

大賀さん:スーパーでイタリア産のレモン果汁を買ったんですが、量が多かったんですね。帰省するまでに使い切ろうといろいろな料理にレモン果汁を加えて試してみました。その結果、レモン風味のチャーハンがすごく美味しくて…。

——へ~。どんな味なんでしょうね。レモン果汁は使い切りましたか?

大賀さん:はい。冷蔵庫も空っぽにして帰ってきました。実家にいる間に、今度はケーキやおやつの手作りにチャレンジしたいと思っています。

——さらにレパートリーが広がるんですね。

大賀さん:大学の授業が終わって部屋に戻り、自炊で晩ごはんを食べてから授業の復習や予習です。どうしてもおかなが減るので、フライパンを使って簡単にできるケーキなどをマスターできたらいいなと思っているんです。でも一方では、これからますます授業が忙しくなりそうなので、いつまで自炊を続けられるかわからないところもあります。

——大学の近くに住んでいても時間が足りませんか…。

大賀さん:聴覚障害がある学生といっしょに授業を受けて、その授業内容をパソコンに入力するボランティアに登録しようかなと思っているんです。そして手話もできるようになりたいな、と。

——勉強だけでなくボランティア活動にも関心があるのですね。ますます充実した、そして忙しい秋学期になりそうですね。秋学期がスタートするまでの夏休みをゆっくりと楽しんでください。ありがとうございました。

COLUMN

早稲田大学文学部で学べる外国語

早稲田大学の文学部で学ぶ外国語は以下のとおりです。

●英語:必修(全員が履修)

●基礎外国語:フランス語・ドイツ語・ロシア語・中国語・スペイン語・イタリア語・朝鮮語・アラビア語

8言語から各自が学びたい1言語を選択。2年生からのコース選択の希望に合わせて1年生から学ぶ。2年生からは各言語の文献を読んだり作文や会話表現などを学ぶ科目がある。

●その他:ギリシャ語・ラテン語・サンスクリット語

興味がある人が選択して履修できる。高度なレベルの「購読」の授業まである。

コース選択も決まって1年生の後半へ。

2年生から哲学コースに進む決心が。

——大賀さんは哲学を専攻するために複数の外国語を学んでいるということですが、一方で2年生からどの分野を専門的に学ぶのかについて「まだ少し迷っている」とも話していましたね。

大賀さん:はい。まわりの人たちのレベルが高くて、こんなふうに簡単に決めていいのかな? と思っていました。

——というと?

大賀さん:前々回にもお話ししたんですが、早稲田の文学部に入学してくる人たちは、「何を学びたいか」という目標をしっかりもっている人が多いんです。自分で哲学の勉強をしてきたという人のことをお話ししたと思いますが、その人はいよいよ自分で哲学書を執筆して世に出したいと、原稿を先生に読んでもらっているそうなんです。

——もし実現したら、大学1年生で哲学書が出版されるなんてすごすぎますね

大賀さん:そんな人たちに囲まれていて、私のように「ちょっと関心があったから」という理由で哲学コースを選んで本当にいいのかな? と考えるようになったんです。

——でも大賀さんは、哲学の勉強に向けてフランス語だけでなくラテン語やギリシャ語も学んでいらっしゃる。しっかりと目標をもって勉強しているように見えますが…。

大賀さん:ありがとうございます。そんなふうに悩んでいるときに、2年生から選択するコースについて紹介する動画を見るオンデマンド形式の授業があり、そこで「哲学コースに行きたいという気持ちはあるけれども、哲学に関する知識もないので迷っています」と感想を書いたら、哲学コースの先生が返事をくださいました。

——大賀さんの悩みに直接答えてくれたんですね。

大賀さん:はい。「ぜひコースのガイダンスに参加してみてください」と。

——それで哲学コースのガイダンスに参加した、と。

大賀さん:そこで先生が、「ソクラテスって誰?」というレベルから始めても大丈夫。大切なのは現在の知識ではなく「考えることへの関心」ですとおっしゃいました。その言葉に励まされて、やっぱり哲学コースに進もうと気持ちが固まりました。

——初志貫徹、ですね。

秋学期にはあこがれの作家の講義も!

大賀さん:それから、私が早稲田大学を志望したのは、卒業生に大好きな作家がたくさんいるからという話もしましたよね。

——はい。「vol.2」の時にうかがいました。

大賀さん:その中の一人、重松清さんがいま文化構想学部の教授をしていらっしゃるのですが、文学部でも授業を担当していらっしゃると知りました。もうびっくりして、秋学期にはぜひ履修登録をしようと思っています。

——それは素晴らしいことですね。憧れの作家の授業を、早稲田大学の教室で受けるなんて…。

大賀さん:「大衆小説論」という授業で、おもに現代のベストセラー小説がどのような社会背景のなかで読者を獲得していったのかを考える内容のようです。

——わくわくしますね。

大賀さん:もちろん大人気の授業ですから、履修できるかどうかはわかりません。でもそんなチャンスがあるというだけで、早稲田大学に入学してよかったなと思います。

——1年生後半の秋学期も、大賀さんにとって充実した毎日になりそうですね。

大賀さん:はい。まだ語学の授業中心ですが、哲学コースでは初歩から学べるといいながらも3年生以降は哲学書を原書で読む授業もあるそうです。ですからいまのうちに語学をしっかりと身につけておきたいと思っています。

——ロシア料理店でのアルバイトも続けていて、本当に忙しい学生生活ですね。加えて手話の勉強や障害のある学生の授業サポートのボランティアも考えていらっしゃるとか。でもそうした授業以外の経験も、きっと大賀さんの成長につながっていくと思いますし、さらには「人が生きる」ということを深く追究していく哲学の勉強にも役立つ日が来るかもしれませんね。

大賀さん:そうですね。秋学期からもまわりの人たちの多様な意見や考え方にふれながら、哲学で何をテーマに学んでいくかも考えていけたらと思います。

——どうもありがとうございます。またお話を聞かせてください。楽しみにしていますね。

私が「りしょう」を選んだ理由。

良好な人間関係に恵まれた高校3年間。

——ところで大賀さんは高校から「りしょう」に入学したんですよね。どうしてこの学校を選んだのですか?

大賀さん:「りしょう」には模擬テストの会場として来たことがあって、すごく自然に恵まれた学校だな~と思っていました。そしてスクールバスも利用できて便利だし…。それで入学を決めたんです。

——自然がいっぱいの環境でのびのびと勉強できるのが「りしょう」の魅力ですよね。お友だちはたくさんできましたか?

大賀さん:はい。高校でいちばんよかったのは友人との出会いですね。生徒もみんな優しい人ばかりでした。

——部活動はしていましたか?

大賀さん:いいえ。勉強と読書に熱中していました。どちらも学校の図書室を活用しましたね。

——図書室は使いやすかったですか?

大賀さん:高校1年生の時に国語の先生に図書室を案内していただき、本の選び方、借り方などを教わりました。また司書の先生がすごくいい方で、私が好きそうな本を探してくださったり、図書室にない本は購入してくださったり。俵万智さんの本に出会ったのも「りしょう」の図書室です。しかも絶版になって手にすることが難しい本だっただけにうれしかったです。

——いまの大賀さんに影響を与え、早稲田大学に進学する理由のひとつにもなった俵万智さんですね。

大賀さん:はい。堺市の図書館も立派ですごくたくさんの本があるんですが、人気のある新刊はなかなか借りられません。でも高校の図書室だと楽に借りることができました。

——そして図書室は勉強にも役立ったと?

大賀さん:そうですね。受験の小論文の準備のための本を借りたりしました。図書室には大学受験のための「小論文対策コーナー」も設けてありました。

——それはいいですね。そのほか、高校生活で思い出に残っていることがありますか?

大賀さん:それはやっぱり、高校2年の時の修学旅行ですね。

青森~北海道の修学旅行で数々の体験を。

——修学旅行の行き先はどちらでしたか?

大賀さん:まず青森でファームステイをして、農業体験をしました。それから北海道に渡り、函館を観光して…。

——なるほど。ファームステイということは、農家に泊まったわけですね。

大賀さん:「りしょう」は長年、青森の農家と交流があって、学校の文化祭にも青森から農家の人が野菜やりんごを売りに来てくれたりするんですが、私たちは5~6人のグループでそうした農家の一軒に泊めていただきました。

——どんなおうちでしたか?

大賀さん:若いご夫婦の農家で、大きなお家に暖炉なんかもあって、もうびっくりしました。私たちは豆の選別をしたりトマトの収穫の体験をさせていただきました。

——なかなかできないことを体験したんですね~。

大賀さん:農家には2泊3日の日程でした。滞在中にはピザをみんなでつくったりもしました。また幼稚園児から小学生の3人のお子さんもいて、一緒に遊んだのも楽しかったです。それから新幹線で北海道に行き、函館では夜景を見ました。きれいでしたよ~。

——そして大阪には飛行機で?

大賀さん:はい。千歳空港から飛行機で戻りました。そして修学旅行が終わってから2週間くらいして、青森の農家の方が段ボール箱で野菜を送ってくださったんです。りんごジュースや滞在中の写真なども入れてくださっていました。うれしかったですね。

——それは何よりの思い出になりましたね。

大賀さん:はい。そして修学旅行が終わってからはいよいよ受験勉強に本格的に取り組みました。また高校2年の11月には英検の準1級にもチャレンジして合格しました。

——読書や勉強に力いっぱい取り組みながら、高校生活でも素敵な思い出ができたのですね。今日はいいお話をありがとうございました。この一年間、いろいろなお話を聞かせていただきありがとうございました。これからの大学生活も有意義に、楽しく過ごしてください。どうもありがとうございました。

※ここに掲載された文章は、本人への取材をもとに利晶学園高校が作成しています。
※すべての文章、内容の責任は利晶学園高校にあります。

他の先輩のインタビューも読んでみよう一覧ページへ戻る