【Go STEM】株式会社マンダム様を訪問!「身近な素材で社会に役立つ黄色ブドウ球菌の研究」を目指して
高校2年生(立命館コース理系)の理数探究基礎の授業では、日々生徒たちが独自のテーマで研究に励んでいます。本授業にて「黄色ブドウ球菌に関する研究」に取り組んでいた山田健史(やまだ たけし)さんが、専門的なアドバイスをいただくために株式会社マンダム様を訪問しました。 (※本記事は、訪問した生徒のレポートをもとに構成しています )
■ 専門家とのディスカッションで、自分の研究の「核」に気づく
訪問では、まず研究内容をマンダム様にプレゼンし、貴重なフィードバックをいただきました。
当初は「自分の興味から始めたテーマで、社会貢献性が低いのではないか」という不安もありました。 しかし、担当の方からは「黄色ブドウ球菌と人間の関わりから見て、人の悩みに寄り添った非常に意義のあるテーマです」と温かいエールをいただきました。
また、研究をより具体的な成果につなげるために「特定の菌に焦点を当てるのか、あるいは足の臭いや体臭といった『現象』そのものに焦点を当てるのかによって、研究デザインが大きく変わる」という、専門家ならではの貴重な示唆をいただきました。ディスカッションを重ねる中で、自分は「黄色ブドウ球菌そのものに焦点を当てたい」という自身の探究の核に気づくことができました。
■ 徹底した品質管理に驚いた「施設見学」
続いて、開発から品質管理まで、様々な施設を見学させていただきました。 特に驚いたのは、検証の厳格さです。
「日当たりの良い場所に置かれるケース」や「輸出時の船内での激しい温度変化」など、消費者の手元に届くまでのあらゆる場面を想定して検証が行われていました。
自分の研究とは異なり、商品化のためには「消費者目線」や「販売者目線」といった多角的な視点が不可欠であることを学びました。また、こうした検証環境も、工夫次第で学校でも再現できる可能性があると教えていただき、今後の実験への意欲が湧きました。
■ グラム染色された菌を観察
最後には、自分で培養したシャーレを持参し、菌の同定方法をご指導いただきました。 黄色ブドウ球菌の判別に適した「グラム染色」を直接学べたことは、大きな収穫でした。
実際には、自分が黄色ブドウ球菌だと思っていたものは別の菌だった可能性が高いことも判明しましたが、ネットの情報だけでは自信が持てなかった判別作業を専門家と一緒に実践できたことで、「自分たちでも研鑽を積み重ねればできる...!」という大きな自信に繋がりました。
■ 今後の展望:さらなる高みを目指して
今回の訪問で、今の自分に足りない知識や、今後考えたり挑戦したりすべきことが明確になりました。 高校3年生の授業では、今回の学びをベースにさらに精度の高い実験に挑めるように準備を進めたいと思います。 今後は学内発表にとどまらず、外部コンテストへの応募や学外への情報発信も視野に入れ、研究をブラッシュアップしていく予定です。
お忙しい中、貴重な機会を設けてくださった株式会社マンダムの皆様、本当にありがとうございました!これからもよろしくお願いいたします。