本校では、国際理解教育の一環として台湾への修学旅行を実施いたしました。
歴史、文化、そして現地の学生との直接的な交流を通じて、生徒たちが何を学び、どのような刺激を受けたのか。
その足跡を、前後半の2回に分けて、活動報告としてまとめましたのでご覧ください。
待ちに待った台湾修学旅行が幕を開けました。午前7時55分、関西国際空港に集合した生徒たちの表情には、これから始まる未知の体験への期待が滲んでいました。定刻通りに出発した一行は、空路にて台北・桃園国際空港へ。台湾の地に第一歩を記しました。
最初の訪問地は、世界四大博物館の一つに数えられる「国立故宮博物院」です。教科書で見た「肉形石(角煮)」の精巧な彫刻を間近にし、生徒たちはその圧倒的な技術と歴史の重みに感銘を受けていました。あいにく「翠玉白菜」はチェコ共和国への貸出中でしたが、膨大な至宝の数々は、彼らにとって中華文化の神髄に触れる貴重な機会となりました。
夕食後は、台北最古のお寺である「龍山寺」を参拝。線香の香りが立ち込める厳かな雰囲気の中、ガイドの方から参拝の作法や歴史的背景を学びました。現地の作法に則った「おみくじ」に一喜一憂する場面もあり、台湾の人々の日常に深く根付く信仰心を肌で感じる初日の締めくくりとなりました。
2日目は、台湾の豊かな自然とノスタルジックな街並みを巡る行程です。午前中は十份にて「天燈(スカイランタン)上げ」を体験。グループごとに将来の夢や願いを記した大きなランタンが、次々と青空へ吸い込まれていく光景は、生徒たちの心に深く刻まれたことでしょう。
続いて訪れた九份では、年間を通じて雨が多い地域でありながら、奇跡的な快晴に恵まれました。石畳の階段が続く風情ある街並みを散策し、異国情緒あふれる景観を背景に、生徒同士の親睦を深めました。
午後は、自身の興味・関心に合わせて選ぶ「コース別体験学習」を実施。小籠包作り、パイナップルケーキ制作、そして台湾伝統の足つぼマッサージの3コースに分かれました。特に足つぼマッサージでは、日頃の疲れが表れたのか、生徒と教員の反応の違いに笑いが起きる一幕もありました。
一日の最後は、台北の象徴である超高層ビル「台北101」へ。地上382メートルの展望台から眺める宝石を散りばめたような夜景は、台湾の発展を象徴する圧倒的なスケールでした。
◆台湾修学旅行(後編)へ続く