学校案内校長の挨拶

初芝富田林中学校高等学校 校長
安田 悦司
初芝富田林中学校・高等学校は、昨年度創立40周年を迎え、伝統ある教育の継承と新しい教育への挑戦の意志共有を行いました。今年度より学園名が利晶学園となることに合わせて、DXハイスクールとしてのスタートが切られ、急速な情報化と技術革新による生活の質的変化に対応できるデジタル人材の育成に目を向けています。また、グローバル化による多様性に目を向けた質の高い国際教育の実践も行ってまいりました。
DXや国際教育だけでなく、予測できない未来に対応するために必要な力を育てるべく、これまでさまざまな教育改革を進めてまいりました。そして、今それらを統合し、南大阪から新しい教育の在り方を提示できる段階に到達したと感じています。
現代社会は膨大な情報の中にさらされています。何が重要であるかの判断が難しく、偏った知識だけで対処療法的に対応していくだけでは、自己の足場を失い流され、ひいては人のように考える生成AIを妄信するようになってしまいます。
このような社会の中で我々は、自ら本質を問い、つながりを大切にし、社会の変化に主体的に向き合い、協働することで、意味や価値を見いだしていく必要があります。
どのような生徒を育てたいかは、国や世界を創造することに繋がっています。本校は、このような視点のもと、2026年度より校名を、学園名を冠した
「利晶学園中学校・高等学校」
と変更し、教育目標を
「本質を問い、つながりで世界をとらえる」
とすることで、南大阪から世界に開かれた新しい教育を展開してまいります。
これからの時代を担っていく多感な時期の生徒たちが過ごすべき場は、最先端の学びを刺激にあふれた街中ではなく、緑豊かな場で実施している利晶学園中高であると信じています。これからの本校の教育に期待をしていただき、本校で皆さんと過ごせることを楽しみにしています。