高校2年理系コースの化学実験で、水溶液の電気分解に取り組みました。
授業で学んだ電解質水溶液中のイオンが、陰極と陽極でどのように反応し、電極の質量変化や電極付近での気体発生が起こるかを、実際の実験を通して確認しました。
今回は、硫酸銅水溶液にシャープペンシルの替え芯を炭素電極として使用し、角型乾電池を繋いで手軽に電気分解を行いました。陰極では銅が析出し、陽極からは塩素が発生する様子が観察できました。
この実験を通じて、炭素電極を銅電極に変えた際の電極の質量変化や、塩を高温で融解させて行う溶融塩電解(水溶液ではなく液体状態の塩を電気分解する方法)など、さまざまな電気分解の現象に気づくきっかけになればと考えています。