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キャリア教育プログラム「卒業生から学ぼう」の一環として、社会の第一線で活躍する方を講師にお招きし、講演会を開催。
今回の講師をつとめていただいたのは、本校の1期生で、webやアプリサービスの構築・運用、サイバーセキュリティ対応などIT分野で幅広い経験をお持ちの斉藤さん。
講演は、GAFAM(世界的なIT大手企業)の創業者たちの顔写真を当てるクイズからスタート。
和やかな雰囲気で始まったアイスブレイクでしたが、そこから提示されたのは、変化の激しい現代社会を生き抜くための本質的な問いかけでした。
今や世界を牽引する巨大IT企業も、わずか20年前には存在すらしていないか、極めて小さな規模でした。
かつては世界の時価総額ランキングの上位を多くの日本企業が占めていましたが、現在はアメリカのIT企業が上位を席巻しています。
10年後の未来すら予測が難しい時代において、日本の企業も海外での売上比率を高めており、「いかに世界を舞台に戦っていくか」が重要なカギとなっています。
そうした中で強調されたのが、文系・理系を問わない「英語力」の必要性。
斉藤さん自身も、世界中のメンバーと日常的に会議を行う中で「今でも英語には苦労している」というリアルな実感を語られ、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
また、慢性的な人材不足が続く情報系分野の現状や、急速に進化するAI(人工知能)との付き合い方についても話題が及びました。
「AIによって仕事が奪われる」と議論されることも多い現代ですが、データ処理などの作業はAIが担う一方、人間同士の複雑な交渉や調整、意思決定こそが人間の本来の仕事となります。AIの登場と進化によって仕事のやり方や内容そのものが変化しているからこそ、ツールに使われるのではなく、人間ならではの強みを発揮していく視点が求められます。
将来の進路を考える際、高校生はどうしても「自分の知っている世界」の範囲内で選択肢を探しがちです。
例えば「ゲームづくりに携わりたい」と考えたとき、プログラマーやデザイナーだけでなく、企画、マーケティング、翻訳、プロジェクト管理など、そこには多角的な関わり方が存在します。
自分の思い込みで可能性を狭めず、広い視野を持つことの大切さが伝えられました。
とても貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。