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本校では、高校2年生(スポーツコースを除く)を対象に、1年間かけて「学校や地域をよりよくする政策」を考案する探究学習に取り組んできました。
本年度は「DXハイスクール」指定校としての強みを活かし、外部の探究コーディネーターとも連携。専門的な知見を取り入れながら、生徒たちは議論と調査を重ねてきました。
その集大成となる「政策発表会」が開催されました。
各コースの代表選を勝ち抜いた5つのグループが、中学3年生から高校2年生までの全生徒、そしてYouTubeライブ配信を通じて見守る保護者の皆様を前に、自らのアイデアを熱弁しました。
代表戦を勝ち抜いた5グループが掲げたテーマは、身近な学校生活の改善から、地球規模の環境問題、そして地元・橋本市の未来を左右する重要課題まで多岐にわたります。
●橋本市の交通インフラ(コミュニティバス)の活性化
●森林資源と水産資源の有効活用
●橋本市の空き家問題と民泊事業の展開
●フードロス問題と初橋食堂の改革
●オゾン層保護と地球温暖化対策の推進
いずれの発表も、単なる理想論に留まらず、現状のデータ分析に基づいた具体的な解決策を提示しており、聴衆である生徒たちも真剣な面持ちで耳を傾けていました。
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本発表会は、主権者教育としての側面も併せ持っています。
和歌山県選挙管理委員会から全面的な協力をいただき、実際の選挙で使用される記載台や投票箱、投票用紙を導入。本格的な投票環境を整えました。
折しも、衆議院議員選挙の公示期間中という極めて重要なタイミングでの実施となりましたので、例年は選挙管理委員会の方にお話をいただく、「選挙の仕組み」や「政策を吟味する視点」についてのレクチャーは教員が行い、生徒たちは「自分たちの代表を選ぶ」ことの意義を再確認しました。
また、中学3年生が受付や投票立会人、開票管理者の役割を担い、運営に携わりました。
投票の合間には選挙に関するクイズを実施するなど、学校全体で民主主義のプロセスを学ぶ機会となりました。
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厳正なる開票作業の結果、最多得票を獲得したのは2年2組の「空き家問題と民泊事業」の政策でした。
本校では、この結果を単なる形式的なものに終わりません。
1位に輝いたチームの政策については、来る4月から全校を挙げて「実現」に向けた具体的なアクションを開始します。
生徒の提案が実際の社会や学校運営にどのように反映されるのか、その過程自体が次なる学びの場となります。
最後に、1年間探究学習をサポートしていただいた探究コーディネーターの先生から「探究学習が果たす役割」と探究学習を進めるにあたって大切にしてほしいポイントなどをお話しいただき、1年間の学習の総まとめをしていただきました。
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今回の政策発表会を通じ、生徒たちは「説得力のある提案には何が必要か」を身をもって学びました。それ以上に大きな収穫は、「自分たちの手で、民主的に学校や地域を変えていける」という手応えを得たことでしょう。
政策を立案する苦労を分かち合い、他者の意見に耳を傾け、自らの意志を投じる。この経験は、生徒たちが将来、自立した社会人として歩むための確固たる礎となるはずです。
来年度、さらに深化を遂げるであろう探究学習からどのような新しい風が吹くのか。生徒たちの今後の成長に、どうぞご期待ください。