![]() |
![]() |
立命館コースの2年生が大阪市北区の大阪地方裁判所を訪問しました。
この見学は、昨年10月に実施された立命館大学法学部での事前学習を土台とし、「法」の現場を実体験として学ぶ貴重な機会となりました。
>>>事前学習のようすはこちら
裁判所に到着した生徒たちは、まず裁判所職員の方によるガイダンスからスタート。
裁判のしくみに加え、裁判が円滑に進行するよう裁判官を支える「事務官」「書記官」「調査官」といった多様な職種の役割についても学びました 。
法廷内を見学した際には、テレビドラマなどの映像作品では感じ取ることのできない、独特の厳かな空気感に触れ、生徒たちは一様に背筋を伸ばしていました。
その後、生徒たちは実際に当日行われていた裁判を傍聴。
覚醒剤や大麻の所持・販売、不法侵入、器物損壊、そしてSNS等に関連する誹謗中傷や「闇バイト」に関わる事件など、現代社会が抱える多種多様な事件を目の当たりにしました 。
傍聴を終えた生徒たちの感想からは、単なる知識としての「法」や「裁判」が、個人の人生を左右する重みをもった「現実」へと変わったようすが伝わってきました。
その一部を紹介させていただきます。
◆薬物事件の裁判で、被告人を支える決意を語る女性の証言を聞き、更生には周囲の支えが不可欠であると実感しました
◆22歳の被告人が不法侵入で裁かれる姿を通じ、軽い気持ちでの犯行が残りの長い人生を台無しにしてしまう恐怖と責任の重さを学びました
◆テレビやドラマとは異なる、その人の一生を左右する場所特有の重い空気を感じ、裁判官が丁寧に進める確認作業の重要性を再認識しました
◆闇バイトや誹謗中傷など、身近に潜む犯罪の裁判を通じ、被告人の反省や家族の涙を目の当たりにすることで、人の人生に関わる職務の尊さを感じました
今回の見学を通じて、生徒たちは裁判所が決して遠い世界の出来事を扱う場所ではなく、私たちの社会と地続きにある「人の人生」に関わる重要な機関であることを再認識しました 。
立命館コースでは、大学での学問的な学びと社会のリアルを結び付け、多角的な視点を持った市民意識の育成を今後も進めてまいります。
*冒頭のイラストは、法廷内の撮影は禁じられていることから、引率教員が法廷内のようすをスケッチしたものです。