本校インターアクトクラブでは、近隣13校の加盟校が手を取り合い、毎年合同での研修旅行を実施しています。近年は社会情勢を鑑み、国内の被災地訪問などを中心に活動を続けてまいりましたが、今年度はついに、6年ぶりとなる海外研修が実現しました。
本校からは3名の1年生が代表として参加。年末に3泊4日の行程で、活気あふれる台湾の地を舞台に、歴史への理解を深め、同世代との絆を育む濃密な時間を過ごしました。
研修の序盤は、台湾の歩んできた歴史を五感で学ぶ行程となりました。 国立故宮博物院では悠久の歴史が紡ぐ至宝の数々に圧倒され、中正記念堂ではその壮麗な建築を通して台湾の精神性に触れました。
また、文化体験として訪れた十份では、願いを込めた天燈(ランタン)を空へ放ち、九份や士林夜市の散策では、特有の喧騒と活気の中に身を置きました。教科書だけでは得られない、現地の風土や食文化を直接肌で感じる経験は、生徒たちの視野を大きく広げる一助となりました。
今回の研修のハイライトの一つが、新竹市に位置する元培醫事科技大學への訪問です。 現地の大学生による温かい歓迎を受け、校内見学からスタートした交流会では、本校生徒も臆することなく主体的に活動しました。
・プレゼンテーションの実施
:自らの所属するクラブ活動の紹介に加え、地元・関西の魅力を英語や身振り手振りを交えて発信。
・レクリエーションを通じた親睦
:共に体を動かすゲームを通じ、言葉の壁を越えて笑顔で通じ合う瞬間を共有しました。
こうした「直接的な対話」は、国際社会において相互理解を深めるための第一歩であり、生徒たちにとって大きな自信となりました。
本研修が一般的な観光旅行と一線を画す点は、その行程の自律性にあります。 移動の際、専用バスのみに頼るのではなく、現地の地下鉄(MRT)を積極的に活用。
台北の街を自分たちの足で歩き、地図を頼りにホテルを目指す。道中での予期せぬ出来事に対し、他校の仲間と協力しながら最適解を導き出す過程は、まさに「主体性」と「協調性」を養う実践の場となりました。13校から集まった志を同じくする仲間との共同生活は、刺激に満ちた学びの連続であったと言えます。
3泊4日の全日程を終え、帰国した生徒たちの表情には、大きな使命を果たした充実感と、確かな成長の跡が見て取れました。
最後になりますが、このような貴重な学びの機会を企画・運営してくださったロータリークラブの皆様をはじめ、現地で温かく迎えてくださった関係者の方々、そして活動を支えてくださった保護者の皆様に、心より厚く御礼申し上げます。
この研修で得た知見をクラブ全体、ひいては学校全体に還元し、今後も国際社会に貢献できる人材の育成に邁進してまいります。