学校案内
校長・学園長挨拶
From the Heads of Schools

校長挨拶
「不確実な未来を生きる 子どもたちのために」
SNSの進展によりデジタルネイティブとして生まれ、スマホ・VR・ウェアラブル端末等の使用が日常となったのが、保護者の皆さまの「Z世代」あるいは「Y(ミレニアル)世代」です。
皆さまのお子さまは「α世代」と呼ばれています。今日、大規模AI(人工知能)モデルは前例のない劇的な進展を遂げ、研究開発・芸術創作・企業経営などのすべての分野にイノベーションをもたらしました。昨日までの新技術が、今日は旧技術に成り下がることが普通に起こる時代に「α世代」は生きなければなりません。
皆さまのお子さまが30歳となる2050年は、どのような世界でしょうか? 更なるイノベーションにより、現在からは想像できない世界を生き抜くわが子のために、皆さまはどのようなアドバンテージを持たせてあげることができますか?
「2050 POWER PRIDE」には、2050年にわが子が自信と誇りをもって社会に貢献する人間になってほしいという思いを込めました。このために、バックキャストで大学・高校・中学校・小学校を選択することを提案します。
新しく生まれた利晶学園小学校は、本物に直接触れ、感動に心を震わせ、自分の中に眠る「原石」を探し、磨くことで他者に貢献する子ども、堺から世界に羽ばたく子どもを育てます。
あなたのお子さまの「原石」を、私と一緒に探してみませんか。


利晶学園小学校
校長
江川 順一
学園長挨拶
大阪初芝学園は1937年に創設され、今年(2025年)で88年を迎えます。現在では大阪・和歌山に中学・高等学校3校、小学校、幼稚園、スイミングスクールを展開する総合学園です。また、2008年7月には学校法人立命館と教学協定を締結し、「夢と高い志、挑戦、そして未来創造」という学園理念のもと、グローバルに活躍できる創造的な人材の育成、生徒・児童・園児の学びと成長を大切にした学園・学校づくり、関西、特に大阪・和歌山への地域貢献を通した学びなど、子どもたち一人一人の個性や力を伸ばし、一緒になってその夢や目標の実現を目指して参りました。
この度、変化の激しい時代に対応する新たな教育を展開していくため、2025年4月1日より法人名を「利晶学園」に変更することとしました。「利晶」とは、学園創立の地にゆかりのある千利休と与謝野晶子に由来します。
堺は古くは東洋のベニスと呼ばれる世界への玄関口であり、日本をグローバルへつなぐ拠点でありました。また、鉄砲、自転車など、「ものの始まりなんでも堺」といわれるように、堺は新しい“技”の発祥の地でありました。更に、茶道、銀座、日本最初の私鉄に代表されるように、古くから堺は新しい文化の発祥の地でありました。これら歴史と文化に根差したグローバル性、イノベーティブ性、そしてそれらを生み出す原動力である自立的精神からなる町「堺」の未来を切り拓く「未来力」を軸に、「新しい教育の始まりも堺」と呼ばれるような新しい学園創造に励む所存です。
新しい学園理念は「Shape the future-君が未来を創る-」です。
周知のように、世界規模の気候変動、世界的なパンディミックの発生、人工知能に代表される急速な記述革新、ヨーロッパに代表される地政学的な不安定性、そして経済の不確実性の増加によって、現在は予測困難な時代といわれています。更に、失われた30年と呼ばれるように、日本経済は永らく低迷を続け、今まさに我が国は新しい製品、新しい産業、新しい文化、新しいエンターテインメント、新しい生活を創造できるイノベータを必要としています。
以上のような変化の激しい予測困難な未来を生き抜く力だけでなく、未来を積極的に創造できる力を持ち、世界で活躍できる人材を育成したいとの思いから、学園理念を新しくした次第です。
これからも学園構成員が一丸となって、各学校園・スイミングスクールの「個性化」と「特色づくり」をより一層推進することで、子どもたちの成長と育成を支援し、日本や世界の未来を創る人材を生み出すことに取り組んでいく所存です。
引き続き皆様のご理解、ご支援、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
2025年4月1日

学校法人
利晶学園 学園長
牧川 方昭