れもんえいみさん

2005年度にはつしば学園小学校(現:利晶学園小学校)を卒業後、
初芝堺中学校、三国丘高等学校を経て同志社大学政策学部へと進学。
大学卒業後はPR会社勤務を経て、現在はインフルエンサーとなりマルチな才能を発揮している。

インフルエンサーとして、多方面で活躍するれもんえいみさん。
SNSでは合計約80万人のフォロワーを持つ、動画クリエイターです。
一度はPR会社に就職するも、「自ら発信し、届ける人になりたい」という
強い想いを胸に、表現する側へと転身。多くの視聴者に愛される人柄と、
ユニークなコンテンツを生み出す発想力の源泉は、
はつしば学園小学校での学びにありました。

挑戦を応援し、個性を伸ばしてくれた先生方

私は現在、インフルエンサーとして動画制作などの活動をしています。具体的には、日常生活の「あるある」や空想の世界を題材にしたショートドラマをSNSで発信。台本作成から撮影・編集までを全て自分で行っています。一番大事にしているのは「ポジティブなメッセージ」を届けること。「表現することが好き」という私の個性を生かして、多くの人に笑顔を届けたいと考えています。

この個性を伸ばすことができたのは、色々なことに挑戦できる環境があるはつ小での日々があったから。当時を思い返し、最初に脳裏によみがえってきたのは「先生方の優しい眼差し」でした。通っていたミュージカルのレッスンが土曜日の授業と重なってしまい、早退や欠席をすることが度々ありました。そんなときも先生方は嫌な顔ひとつせずに温かく受け入れ、逆に応援さえしてくださったのです。周囲のみんなが私の取り組みを肯定してくださったことは自信を持つきっかけになりましたし、思い切りチャレンジできたことで個性も大きく伸びました。
「学級新聞」も印象的な思い出のひとつです。クラスメイトや担任の先生へのインタビュー、学校での出来事などをまとめた新聞を作り、教室に貼っていました。自主的に始めた企画でしたが、先生方も協力してくださるようになり、友達も一緒に盛り上げてくれるようになったことを覚えています。「自分が情報を発信することで、誰かを笑顔にする」という経験が、今の私の原体験になりました。

創造力も、ユニークな発想力も、はつ小育ち

「クラス全員で話し合って計画を立てる」機会がとても多かったということも印象に残っています。運動会などの行事はもちろん、毎月の誕生日会や総合の授業の出し物など、児童が自ら企画して楽しむ文化がありました。何事も先生方の指示を待つのではなく、自分たちでアイデアを交換するところからスタート。先生方も私たちの発想を常に尊重してくださいました。

また、文章を書く練習を積み重ねることで鍛えられた構成力と創造力は、現在の仕事に直結しています。与えられたテーマに沿って、起承転結を意識した文章を書く練習をほぼ毎日行っていました。「これは素晴らしい考え方だね!」うれしかったのは、このようにいつも先生方がコメントをくださったこと。先生の言葉が自由な自己表現を後押ししてくださり、自然と創造力が育まれていきました。当時書いた作文の冊子は今も大切に手元に置いてあり、見返すこともしばしば。当時の自分の思考から刺激を受けることも多いです。

信念を支えてくれたかけがえのない学び

動画発信を通じて実現したいのは、皆がお互いを思いやり、各々の個性を活かした活躍ができる社会づくりへの貢献です。SNSは使い方次第で、「こんな言い方をすると相手にはこう伝わるんだ」と気づくきっかけになる。あるいは、人や地球に優しくしようと心がけるきっかけを提供できると信じています。

そんな信念を実現したい私にとって、はつ小で磨いた「私ならではの力」は最高のツールです。多くの人に働きかけられる情報発信ができているのは、小学校時代に育まれた個性やユニークな創造力のおかげ。そして、相手を思う想像力があるからこそ、誰も傷つけないハッピーな表現が生まれるのです。はつ小で過ごした時間は、私にとってかけがえのない宝物であり、私の人生を支える強固な土台になっています。

保護者の方へメッセージ

はつ小への通学は地元の公立小学校に通うよりも、少し遠い道のりになるかもしれません。
しかし、その「ちょっと遠い通学路」が、実は「素敵な未来への近道」だったと思える日がきっと訪れるはずです!

※校名等はすべて取材時の情報となります。